部屋の「圧迫感」は縦軸か横軸かによって決まる - 家具配置理論

皆さんこんにちは

クラゲちゃんです

 

本日はとある論文を読んだのでそれをもとにした部屋の圧迫感の正体について考えてみたいと思います。

 

結論

結論から申し上げると、部屋を真正面から見たときに

  • 縦長だと圧迫感を感じる
  • 横長だと圧迫感を感じにくい

だと思いました。

 

では、そう思う理由を語っていきたいと思います。

実験

早速ですが横長の部屋の画像と縦長の部屋の画像を見てください

※縦長の画像は横長の画像をただ90度回転させただけの画像なため、奥行きは一緒のものであると定義付けます。

つまり理論上奥行の空間は同一です。

 

横長の部屋

 

縦長の部屋 (横長を90度回転させたもの)

いかがでしょうか


縦長の方は横の長さも短くなっているので、そういった閉塞感があり「狭い」と感じますが、それ以上に「怖い」や「迫ってくる」ような感じがしませんでしょうか。

 

私が読んだ「空間デザインとそれが及ぼす健康効果」という海外の研究の論文を読んだのですが、これによると「視覚は、人が経験する感情の大部分(約 80%)を引き起こす感覚です。」とあり、

この研究で行われた実験の結果を基にすると縦長の部屋は横長の部屋に比べて魅力、安全性、快適性が低く評価されていたことがわかりました。

 

これをインテリア、もとい家具の配置の理論にも当てはめると、

  • 左右にそれぞれ家具を置き、真ん中を空けるように配置する場合、閉塞感が生まれ、魅力、安全性、快適性が低くなる
  • 家具の配置は左右にこだわらず、背が低いものは真ん中に置くなどの工夫を行い、背が高いものは扉を開けたときに見えにくい手前の左右どちらかなどに配置する。

といった配置を意識することで、過ごしやすい部屋となるのではないかと思います。

 

購入する家具は自分の理想となる「好きな家」を目指していますが、配置を考える理論を考えることも楽しいなと思いました。

(まあ仕事終わりで1日1記事くらいしかまともに読めないんですけどね(-_-;))